音楽専攻２年の市村信吾さんが『第３回国際声楽コンクール東京』の本選（全国大会）に出場しました。

市村さんの出場した部門は「声楽専攻部門」で、声楽の専門教育を受けている高校１，２年生を対象とした部門で、声楽家を志す生徒が多く出場しています。
市村さんは声楽の専門教育を受けているわけではありませんが、音楽専攻での学びや自身の探究心・向上心で地区大会と准本選を突破し、本選の舞台まで勝ち上がることができました。

本選では出場した39名の中で唯一、歌詞が日本語の楽曲を演奏しました。日本語は言葉をメロディーにのせることがむつかしいため何度も練習を重ねてきました。本番では、納得できる演奏ができ、審査員の皆様からも励ましの言葉を多くいただくことができました。
他の出場者の演奏もレベルが高く、同じ高校生か疑ってしまうような好演を数多く聴くことができました。
惜しくも入賞することはできませんでしたが、入賞者に引けを取らない演奏を披露することができました。

長い期間をかけて一つの楽曲に向き合うこと、作詞・作曲者の意図を読み取り解釈し、自身の演奏に反映させること、共に頑張る同世代の素晴らしい演奏を聴くこと、さまざまな刺激を受け大きく成長することができました。市村さんの更なる活躍に期待です。

≪演奏曲≫
地区大会、准本選　　作曲/G.カリッシミ「Vittoria,vittoria!」
本選　　　　　　　　作曲/高田三郎　作詞/高野喜久雄「くちなし」