学校長挨拶

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長野県高遠高等学校
学校長 武井 淳一 

 長野県高遠高等学校は、天下一の小彼岸桜で有名な高遠町に位置しています。高遠藩の学問所であった進徳館の精神を継承し、大正15年に町立高遠実業補習学校として創立されました。

 以来、幾多の変遷を経ながらも、「拓世、迫真の実学」の精神を脈々と受け継いできています。地域社会の大きな期待を受け、平成7年に進学、福祉、芸術、経営の4コース制を導入しました。更に平成20年には、時代の要請に応え、進学コースを文理進学コースへ、経営コースを情報ビジネスコースへと名称を変更しました。そして昨年度からコースを、芸術文化コース、地域創生コース、人間福祉コースとし2年目を迎えることになります。更に今年度は創立100周年を迎える年にあたり、改めて本校が培ってきた伝統の重さを実感しているところであります。
 「迫真の実学」を現代的視野に立って活かしたのが、本校の「地域体験型学習」です。伊那市と同窓会からなる振興会やPTAを始め、地域の皆様のご支援と東京芸術大学、長野大学や日本福祉大学との高大連携の下、進学コースの南アルプスジオパークガイド認定研修、福祉コースの介護実習、芸術コースの小中学校との交流事業、地域創生コースの高遠城址公園フィールドワークなど、「地域体験型学習プログラム」が行われています。

 東に仙丈ケ岳の峻嶺を仰ぎ、西に三峰川の清流を眺める自然豊かなこの環境で、体験型学習活動に、部活動に、生徒会活動に、皆さんの夢や希望を思いきり躍動させてみませんか。私たち教職員が一丸となって応援します。

校長ブログ

新聞投稿(3)

2026年2月2日 07時38分
校長ブログ

Cさんの新聞投稿の紹介です。

静けさのなかで学んだ心

高校から弓道を始めた。袴姿や先輩たちが引いている姿に憧れたのがきっかけだった。けれど実際に始めてみると、ただ的に当てるだけではなく、自分と向き合う競技だと知った。2年生で県の強化指定選手になり、3年生ではその正選手になった。2年生と3年生の6~10月の土日には合宿に参加した。合宿中は一日弓を引いていた。その中で技術を教え合ったり、休憩中には他愛もない話で笑ったりする時間はとても楽しかった。射場に立つときは互いに無言でも不思議な一体感があった。技術も精神の安定も求められる日々に苦しみながらも乗り越え、自分の弱さと向き合うことができた。3年生の夏には、本国スポをかけた北信越スポに出場した。緊張で全身が震える中、一本一本に全力を込めた。2位まで本国スポに行くことができるのだが結果は3位だった。成績は決して誇れるものではなかったけれど、あの静けさの中で、自分を信じる力や心を整える大切さを学んだ。今も何かに迷ったときは、あの道場の空気を思い出す。あの時間は、確かに今の自分をつくっている。